メディカルアンダーウェアPP販売までの経緯

<エピローグ>
 この「メディカルアンダーウェアPP」の開発に至った背景には、私自身の経験があります。持病から婦人科検診を定期的に受診しなければならなかった事と大切な友人を子宮頚がんで失ったことです。

<婦人科健診の現状>
 現在の婦人科検診は、下半身に何も身に付けず診察台にあがることがほとんどです。(タオルなどを掛ける場合もありますが、診察時は基本的に全てを露出しなければなりません。)
 私も多くの女性と同様に、先生を待つ時間.診察.治療中に明るい診察室で何も身に着けずに開脚していることへ強い抵抗感と羞恥心を持っていました。
 そんな感情からいつしか婦人科検診が遠のき10年あまりたった頃、また下腹部に強い痛みを感じ婦人科を受診することになりました。
 近年、大腸検診には検査用パンツの使用が一般的になっています。
婦人科にもそういった配慮があるだろうと期待して受診しましたが、残念ながら今も下半身は何もつけないままでの診察でした。
 婦人科検診は令和のこの時代ですら100年前と診察環境がほとんど変化していません。
 実は、このような抵抗感や羞恥心から婦人科検診を躊躇したり受診しない女性たちが多い事をご存知でしょうか。
 そんな中には診察が遅れ病状が悪化してしまったり、時には取り返しのつかないことが起こってしまっている事実が少なからずあります。

<友人の死と決意>
 二人のお子さんの母でもある私の友人は38歳で子宮頚がんに罹患し、41歳という若さで亡くなりました。
 当時彼女から不正出血の相談を受け、直ぐの受診を勧めた際『婦人科はハードルが高くって..あの格好もね..』としばらく受診を躊躇っていたのを覚えています。

 現在のように婦人科のハードルが高いというイメージではなく、躊躇わず直ぐに受診できていたら、もしかしたら友人は、今でも子供達の笑顔を見られていたかもしれません。

 そんな自身の経験から私はこのメディカルアンダーウェアを自分や自分と同じように感じている女性のために開発することを決心しました。

<自分がモデルになって開発へ>
 以降、自身でパンツをつくったり、自分がモデルになってミシン目の位置を変えたりと幾度も試作を繰り返し、家族、友人、その周りの方々のご協力を経て、2023年1月にようやく販売にこぎつけました。
 これからまだまだ改良すべきところも多いので、ご使用いただく女性たちの声に耳を傾け、より良く更に安心してご使用いただける製品にする為、努力を重ねていこうと思っています。

 そして、多くの女性がこの『メディカルアンダーウェアPP 』を使って、露出部分の少ない受診が一般的になり、現在のような抵抗感がなく不調時には躊躇わず〝もっと普通に〟婦人科検診を受ける事ができるようになってほしいと願っています。
婦人科特有の羞恥心にも優しい配慮が当たり前になれば嬉しい限りです。
『恥ずかしさという抵抗感』こんなことが大切な命を落としてしまうきっかけになったりしないように。

 『メディカルアンダーウェアP P』を日本中の女性に1日でも早くお届けしたいと思っています。

この商品が皆さまと、皆さまの大切な方の笑顔に繋がれば幸いです。

L☆9 エルナイン代表 伊藤由美

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