メディカルアンダーウェアPP販売までの経緯

エルナイン 代表 伊藤由美

この「メディカルアンダーウェアPP」の開発に至った背景には、私自身が持病から婦人科検診を定期的に受診しなければならなかった経験をしたことに始まります。
 婦人科の検診時は、下半身は何もつけないまま、診察台にあがることがほとんどです。私も多くの女性と同じく、先生を待つ時間も、診察や治療中も、何も身に着けず開脚していることに、強い羞恥心を持っていました。そんな羞恥心からか、いつしか婦人科検診に通うことはなくなってしまいました。それから10年あまりたった頃、下腹部に痛みを感じ、また婦人科を受診することになったのですが、また下半身は何もつけないままでの診察でした。
 実は、このような羞恥心から婦人科検診を受診しない女性たちが多いことを知りました。
 2016年、二人のお子さんの母でもある私の友人が子宮頸がんを患い、41歳という若さで亡くなりました。もっと早く定期的に婦人科検診を受けていたら、今でも子どもたちの笑顔を見られたはずなのに。

 そして、2022年春、私はこのメディカルアンダーウェアを自分や自分と同じように感じている女性のために開発することを決心しました。
 以降、自身でパンツをつくったり、自分がモデルになって穴の位置を変えたりと10回ほどの試作を繰り返し、家族、友人、その周りの方々のご協力を経て、2023年1月にようやく販売にこぎつけました。

 今は何とか販売にこぎつけた段階で、これからまだまだ改良すべきところも多いので、ご使用いただく女性たちの声に耳を傾け、より良い製品に改良します。そして、多くの女性がこのメディカルアンダーウェアPP を使って、“普通に”婦人科検診を受ける社会をつくりたいと思っています。